【スプレッドシートで出来る】日時の中から時刻だけを取り出すTIME関数
はじめに
今回は「2021/12/24 12:00」と入力されているセルから、別のセルに「12:00」の部分だけを取り出すことが出来るTIME関数についてご紹介します。
どんなことが出来るのかをサクッと覚えて、ぜひ業務での数値分析にご活用ください。
TIME関数
指定した時、分、秒を時刻に変換してくれるのがTIME関数です。
下図のように他のセルの値を時刻に変換できます。
構文
=TIME(時間,分,秒)
TIME関数を使って「日時」から「時刻」を取り出す
TIME関数をHOUR・MINUTE・SECONDと組み合わせることで、セルに入力された日時の中から時刻だけを取り出すことができます。
下記の画像は、B2のセルに入っている「2021/11/26 14:25:00」から「14:25:00」だけを取り出しています。
B列には年月日が表示されていますが、上に表示されているセルの中身を見ると、実はB列には「時刻」も入っていることがわかります。
この時刻部分だけを取り出すのに使えるのがTIME関数です。
数式
C2のセルに入力されている数式は下記です。
=TIME(HOUR(B2),MINUTE(B2),SECOND(B2))
時間、分、秒を全てB2から取り出す、という数式です。
時刻だけを取り出して出来ること
時刻だけを取り出すことで、様々な数値分析に役立てることが出来ます。
ログイン時間の多い時間帯を調べる
COUNTIFS関数で時間帯の数を数える
下図のようにCOUNTIFS関数を使うと、取り出した時刻の数を時間帯ごとに数えることが出来ます。
COUNTIF函数についてはこちらの記事でもご紹介しています。
日付と時刻が同じセルに入っている状態では日付を含まずに時間帯だけを数えることが出来ません。
そのため、先に時刻だけを別の列に取り出すことで、上記のように時間帯ごとのログイン数を調べることが出来ます。
そのほかにも、元データさえあれば
- DMがもっとも多く開封されている時間帯を調べたい
- ある商品が何時台に購入されているのか調べたい
など、様々分析に役立てることが出来ます。
まとめ
今回は、数値を時刻に変換できるTIME関数を使って「日時が入力されているセルの中から時刻だけを抽出する方法」と、抽出した時刻からCOUNTIFS関数を使ってデータ分析に役立てる方法をご紹介しました。
関数を使って何ができるのかだけでも覚えておいて、周りから一目置かれる分析データを出しましょう!
スプレッドシートを活用する皆様、データ分析に頭を悩ませている方に、少しでもお役立ていただけたら嬉しいです。