SUMIFS関数を使って複数条件に一致するセルの値を合計する
はじめに
今回はSUMIFS関数を使って、選択した範囲の中から複数の条件に一致するセルの値を合計する方法をご紹介します。
「SUMTIF関数」は一つの条件に一致するセルの値を合計することができますが、複数の条件を指定できるのが「SUMIFS関数」です。
SUMIFS関数の構文
SUMIFS関数の構文は以下の通りです。
=SUMIFS(合計範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2...)
合計範囲:合計したい値が入っているセルの範囲
条件範囲:条件を判別するセルの範囲
条件:何を探したいかの条件
条件を増やしたい場合は、後ろに「条件範囲」と「条件」をつなげていきます。
さっそく使い方を見ていきましょう。
複数条件に一致するセルの値を合計する
発送先が「東京」かつ販売日が「12/1」の売上金額を合計する
条件をセル番地で指定
F4に入力されている式は=SUMIFS(C2:C11,A2:A11,F2,B2:B11,E3)、合計されているのはA列とB列の条件がどちらも一致するC2(¥50,000)、C5(¥56,000)の値です。
条件をテキストで指定
条件をテキストで指定する場合は、両端を”(ダブルクオーテーション)で囲みます。
様々な条件の指定
SUMIFS関数を使った式で条件を指定する時、不等号やワイルドカードを使って指定することも出来ます。
- 0より大きい:">"&0
- 0より小さい:"<"&0
- 「木製」を含む:"*木製*"
- 「木製」と一致する:"木製"
補足
SUMIFS関数では、条件がANDで指定されます。
日付を条件にしたらうまくいかない?
日付を条件にした時にうまくいかない場合は、TEXT関数を使うと改善される場合があります。
まとめ
今回はSUMIFS関数を使って、複数の条件に一致するセルの値を合計する方法をご紹介しました。条件指定の仕方も多様にあるので、うまくいかない場合は別の指定方法で試すなどしてみてください。
少しでも皆さんの業務効率アップにお役立ていただけたら嬉しいです。