【スプレッドシート基礎】SUMIF関数を使って条件に一致するセルの値を合計する
はじめに
今回は、指定した範囲の中から「条件に一致するセル」の値を合計するSUMIF関数の使い方についてご紹介します。使い方は簡単ですが、様々な場面で活躍する関数です。
具体的な活用事例も交えてサクッとご紹介しますので、少しでもお役立ていただければ嬉しいです。
SUMIF関数
構文
=SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)
具体的な使い方に沿って、どんなことができるのかをみていきましょう。
指定した日付「より前」の売上を合計する
条件を直接指定
下記の画像は、12/5より前の日付の売上の合計金額を求めたものです。
指定した日付より前の売上を合計する時は、不等号「<(小なり)」を使います。
構文に当てはめてみると、下記のようになります。
=SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)
範囲・・・表全体(A2:B11)
検索条件・・・基準となる日付より小さい(<12/5)
合計範囲・・・金額が入力されている範囲(B2:B11)
「12/5より前の日付」というときは、「12/5」は含まれません。よってD3セルに表示されている合計金額は、12/1から12/4までの売上金額の合計となります。
「<」を使う時には、式の<からテキスト(今回は日付)までを"(ダブルクオーテーション)で挟んで使います。
指定した日付「以降」の売上を合計する
条件をセル番地で指定
指定した日付以降の売上を合計する場合には、「>=(大なりイコール)」を使います。
条件となる日付が入力されているA5のセルを、検索条件に指定しました。
条件を不等号と組み合わせてセル番地で指定する場合、不等号を「"(ダブルクオーテーション)」で囲み、「=(イコール)」とセル番地の間に「&(アンド)」を入力します。
「12/5以降」というときには、12/5を含みます。
「<・>(不等号)」に「=(イコール)」を組み合わせることで、○○以上(以降)・○○以下(以前)を指定することができます。
特定の文字を「含む」を条件に指定する
○○を含む
特定の文字列を含むという条件を指定する場合は、下図のように"(ダブルクォーテーション)と*(アスタリスク)で指定の文字列を挟んでください。
*(アスタリスク)を使ったその他の条件指定方法をご紹介します。
○○から始まる(前方一致)
例)東京から始まる
=SUMIF(A2:C11,"東京*",C2:C11)
○○で終わる(後方一致)
例)東京で終わる
=SUMIF(A2:C11,"*東京",C2:C11
○○を含まない
例)東京を含まない
=SUMIF(A2:C11,"<>*東京*,C2:C11")
まとめ
今回は、SUMIF関数を使って指定の日付の前後の数字を集計する方法をご紹介しました。使い方は簡単ですがとっても便利な関数なので、ぜひCOUNTIF関数とセットで覚えておいてください。
皆さんの業務が少しでも効率化しますように。
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