【条件によって結果を3つ以上に分ける】IFS関数の使い方
はじめに
今回はIFS関数を使ってできることを、使い方と一緒にご紹介していきます。
IF関数は条件を満たす場合と満たさない場合で処理を分けることができる関数ですが、IFS関数を使うと、1つの式の中で
- Aの場合は「あ」と表示させる
- Bの場合は「い」と表示させる
- Cの場合は「う」と表示させる
というように、条件によって結果を3つ以上に指定することができます。
IFS関数
構文
=IFS(条件1,値1,条件2,値2...)
日本語で読んでみると、
条件1に該当する場合は値1を返す、
条件2に該当する場合は値2を返す・・・
となります。
右に連続して条件と結果を指定していくことができるので、3つ以上の結果を表示させることができます。
IFS関数の使い方
1つのセルを条件に結果を複数に分ける
年齢によって健康診断のコースを判定する
B列の年齢の値によって、C列に健康診断のコースを表示させます。
C2のセルには下記の式を入力しました。
=IFS(B2>=40,F$5,B2>=26,F$4,B2<=25,F$3)
結果に表示させたいものは、セル番地で指定しています。
結果に表示させたいものは、セル番地で指定しています。
構文に当てはめてみると、
・条件1・・・B2の値が40以上(>=40)
・値1・・・F5の値「C検診」を表示
・条件2・・・B2の値が26以上(>=26)
・値2・・・F4の値「B検診」を表示
・条件3・・・B2の値が25以下(=<25)
・値3・・・F3の値「A検診」を表示
このようになっています。
複数のセルを条件に結果を3つ以上に分ける
入力されている値を条件にグループを判別する
画像は、○が入力されているセル番地によってE列の結果が分かれるようになっています。
E2セルに入力されている式はこちらです。
=IFS(B2="○","オレンジ",C2="○","メロン",D2="○","グレープ")
日本語で読んでみると、
B2に○が入力されている場合は「オレンジ」と表示
C2に○が入力されている場合は「メロン」と表示
D2に○が入力されている場合は「グレープ」と表示
という意味になります。
結果は、宇喜多さんはB列に○が入力されているのでグループは「オレンジ」です。
チェックが入っていることを条件にする
チェックボックスを設置し、チェックが入っていることを条件に指定することもできます。
チェックボックスを条件にする場合は、チェックが入っている状態を「TRUE」、入っていない状態を「FALSE」と指定します。
E2セルの式はこのようになりました。
=IFS(B2=TRUE,"オレンジ",C2=TRUE,"メロン",D2=TRUE,"グレープ")
まとめ
今回はIFS関数を使って、条件によって結果を3つ以上に分ける方法をご紹介しました。
IFS関数を使えばいくつもの条件を指定することができ、様々な場面で応用できます。
少しでもお役に立てば嬉しいです。