【スプレッドシートでエラーを表示させない】IFERROR関数で不要なエラー表示を無くして表を見やすくする
はじめに
今回は、数式の結果がエラーの時に表示される「#N/A」や「#VALUE!」を、関数を使って表示させないようにする方法をご紹介します。
業務でスプレッドシートで表を作成した時、エラーのセルにも文字が入っていると表がごちゃごちゃして見にくくなりますよね。場合によっては、データの管理に支障をきたすこともあります。
エラーを表示させないようにするIFERROR関数を活用すれば、ごちゃごちゃした表がすっきり見やすくなり、データ管理がスムーズになります。必要な情報が読み取りやすくなれば、業務もぐっと効率化します。
IFERROR関数
IFERROR関数とは、エラーが出た場合にどんな処理を行うかを指定する関数で、エラーの代わりに値や「空白」などを表示させることができます。
Googleスプレッドシートでの関数エラーの表示には、「#DIV/0!」「#N/A」「#VALUE!」などがありますが、別の値を表示させるように指定できるのがIFERROR関数です。
エラーはこのように表示されます。
セルに入っている式は、=C8/B8です。
これを指定の値にする方法をご紹介していきます。
IFERROR関数の使い方
構文
=IFERROR(値, エラーの場合の表示)
実際に使い方をご紹介します。
エラーの場合何も表示させない(空白)
エラーの場合に何も表示させないようにするには、=IFERROR(値,"")という式を使います。
D8のセルに、=IFERROR(C8/B8,"")を入力しました。
エラーが空白になりました。
エラーの場合「0」を表示させる
エラーの場合に「0」表示させるにするには、=IFERROR(値,0)という式を使います。
D8のセルに、=IFERROR(C8/B8,0)を入力しました。
エラー表示が0%になりました。
エラーの場合「エラー」と表示させる
エラーの場合に「エラー」というテキストを表示させるにするには、=IFERROR(値,"エラー")という式を使います。
D8のセルに、=IFERROR(C8/B8,"エラー")を入力します。
「エラー」とテキストが表示されました。
まとめ
今回はIFERROR関数を使ってエラーの時に表示される値を指定する方法をご紹介しました。
「数式は入れておきたいが、エラーは表示させたくない」という場合に大活躍の関数ですので、ぜひ覚えておいてください。
スプレッドシートで作成した表をもっと見やすく、データの管理も楽にして、どんどん業務を効率化させていきましょう。
スプレッドシートを勉強中の方に、少しでもお役立ていただけたら嬉しいです。