【表を見やすくする小技】行を交互に塗りつぶすことで表が一気に見やすくなる
はじめに
Googleスプレッドシートで表を作った時、行が多くなればなるほど見にくくなってきませんか?そんな時活躍するのが、行を交互に塗りつぶして「しましま」にする方法です。
たくさんの人と共有して使えるスプレッドシートだからこそ、誰が見てもわかりやすい表を作るってとっても大切です。そして、自分でも見やすくなるので業務の効率がUPします。
交互に色付けする方法を覚えて、Googleスプレッドシートをもっと便利に使いこなしましょう。
シートの中で行を交互に色付けする方法
スプレッドシートには、最初から「交互に色付け」という機能がついています。
Excelと同じように条件付き書式を活用する方法もありますが、せっかくなので交互の色付け機能を活用することをおすすめします。
表示形式
交互の色付けに使う機能は表示形式です。上部のメニューの中にあります。
表に色をつける操作
交互の色付けする操作を説明します。
例として、入店客数や売上、客単価の表を用意しました。
最初の状態は、画像のようになっています。
この状態では、一番右の列が何日のデータなのかなど、よくよく見ないとわからないですよね。
表は行や列が増えるほどわかりにくくなっていきます。
データを蓄積していくだけであればまだしも、この後データの分析に使ったりするにはちょっと工夫が必要です。相手から見てわかりやすい状態にできれば、管理している自分にとってはもっとわかりやすい状態になっているはずです。
まずは色付けしたい範囲をドラッグします。
上部のメニューから表示形式を選択し、交互の背景色をクリックします。
このような状態になりました。
10/1の行が濃い色になっています。
そこで、右側のメニューからヘッダーのチェックを外します。
全体がきちんと交互の色になりました。
色を編集する
交互の色を編集することも可能です。
最初は上記の画像のような薄いグレーになっているので、お好みでお色を変更してください。
もう一度範囲を選択し、上部のメニューの表示形式から交互の背景色をクリックします。
右側に表示されるメニューから、色をプルダウンで指定します。
全体の色が変更されます。
交互の背景色のヘッダー・フッダーを活用する
先ほどデフォルトで設定されているヘッダーのチェックを外しましたが、活用できる場合もあります。
例えば先ほどの表に、週ごとの合計の行があるとします。
めちゃくちゃ見づらいですね。
この週の合計の行を他の行と差別化したいときに、ヘッダー・フッダーを活用します。
まず5行目(1週目合計)までの範囲を選択し、表示形式から交互の背景色をクリックします。
右側に表示されるメニューの「フッダー」にチェックを入れてください。
5行目の色だけが濃くなりました。
これを全部の週で繰り返し行うことで、週の合計が記載された行の色が濃くなり、他の行が交互に色づきます。
特殊貼り付けでショートカット
全部の行に同じ操作を繰り返し行うのはちょっと手間ですよね。そこで、コピー&ペーストも活用できます。
2週目に先ほどと同じ操作で色をつけ、その範囲を選択してコピー(Windowsの場合はctrl+C)してください。
そこから、3週目の範囲を選択して右クリック、特殊貼り付けから、書式のみ貼り付けを選択してください。
(画像に表示されているのはMacのショートカットキーです)
3週目にも色がつきました。
交互の色付けをしていない状態と比較すると、下図のようになっています。
交互の色付けを消す
交互の色付けが不要になった場合は、交互の背景色を削除から消すことができます。
項目が入力されている1行目と、日付が入力されているA列を固定すると、より見やすくなります。行や列の固定方法は別の記事でご紹介しています。
まとめ
今回はスプレッドシートで表示形式の機能を使って、行を交互に色付けする方法についてご紹介しました。
業務でスプレッドシートを使っていると、たくさんの人と同じシートを共有したり、データをまとめて管理したりします。そんな時に大活躍の機能ですが、とにかく簡単なのが嬉しいですよね。
皆様の業務がもっと効率化しますように。